The GEAR その2
87年春結成
結成時はBritish Blues/RnBのStones,Yardbirds,PrettyThings,Manfredmann やShadows ofKnight,Crowdaddys,Powerhouseといったガレージまでも手本にした。
彼らも初期は黒人音楽のみをカバーすることでバンドの音の骨格としたように自分達の大好きなBritish Groupを楽曲、楽器、機材からFashionに至るまで研究し同じルーツを演り自分達のものとして体現したかったんだろうなと思います。とにかくスタジオで音をあわせるのが楽しくてしょうかなかったね。
当時のレパートリー
I want something (original)
This is my right (original)
Bring it jurome
Come see me
Mojo working
Baby whats wrong
Spoonful
Bright light Big City
I'm ready
Got love if you want it
Leaving here
Green onions
Hitchhike
Im a man
Gloria
Guitar Boogie
I got a woman
You don't love me
Just a little bit
I just want to make love to you
All night worker
Ain't that loven' you baby
Just for a day
Ride your pony
Baby Please don't go
Times gettin'
Come on let the goodtimes roll
Taste of honey
Stagry&Billy
Rain in my heart
Parchman farm
Sunny
Tramp
You cant judge the Book
Smokestack lightning
Pretty thing
秋頃になると京都にて日比さんのバンドThe Directionのイベントに京都のWhoopeesにて立たせてもらうのが初ライブだった。お店はGearを気に入っていただけたので以降京都Whoopeesが拠点となっていった。
京都のWhoopeesは当時面白くて、まさに盛り上がっていた東京のネオGSブームの余波が届いていた。
年末の年越しライブや京都のBabysBabyによる東京のバンドを呼んでのネオGS企画、潘ヒロシさんのアラモードコレクションという面白い企画が印象的でした。
ネオGSブームは当時すさましく東京から追っかけも沢山来ての動員のあるイベントになっていましたね。ストライクスの人気は不動で京都で定着していました。
また潘ヒロシさんのイベントもぶっ飛んでてヒッピーヒッピーシェイクスやファントムギフトといったネオGSからボアダムス、マーブルシープ、コンチネンタルキッズの変名バンドから山口富士男とティアドロップスの前座にいたるまで共演させていただいた。
こうしてGearは初ライブ直後ネオGSブームに巻き込まれるかたちでスタートしたのでした。
大阪ではSaturdays Kidsのイベントはなくなり残念ながらシーンは一旦終息してしまいバンドも客も冬の時代だった反面、活動は京都にて定着していきました。
また京都ではマミーズを中心として若いモッズが集まりシーンができつつあったし、当時東京からもスクーターを買いに来てたムツ貿易という本物のヴィンテージスクーターのショップもあったしスクーターチームも結成されて盛んになっていった。
88年春、東京のMODS MAYDAYに今回はオリジナル曲をレコーディンクしたデモテープを渡そうと持参して行った。
で、マンジさんにそのテープを託しました。
今回驚いたのは二年前のMaydayとは世代もバンドも様変わりして不良化していたことだな(笑)
我々と同じ志向のPieは刺激的だったし、新編成のHairにおいてルイは加入してはじめてのMaydayにもかかわらず客を暴力的に挑発し、佐藤さんのギターを破壊するステージはオーディエンスを圧倒的に興奮させたものだ。
我々と同じく東京シーン自体もそれまでのネオモッズ志向からハードなオリジナルモッズ回帰志向へと変わりつつあるのを感じて帰ったものでした。
Maydayから帰ってしばらくするとHairの佐藤さんから連絡があり東京でライブしに来ないか?というお誘いだった。
マンジさんが佐藤さんにデモテープを渡してくれてたんだと皆喜び、こうして東京初ライブに行くことになる。
Hairの自主企画Electronic Church'というイベントで吉祥寺のクレッシェント、共演はHairとマウスのプラネッツ、88年の夏だった。
大阪クラブシーン黎明期
大阪にて、そんな頃東京から大阪に流れて来た後のお店Time Bomb~Jerry Beanを経営しGearに参加することとなる大月君や豊川と知り合う。
ポツポツとClubが出始め二人はアメリカ村のGoodiesやLIFEというクラブでDJ Eventをやっていた。それまでロンドンナイト的なオールジャンルイベントはあったが自分達の好きなスカやRnBの音だけをかけるイベントは皆無だった。
こうしてライブハウスからクラブへと遊び場が変わったことによって大阪にもモッズの仲間が再び出来始め、そこでオルガンで加入する阿部とも知り合うことになる。
つづく By:ツクダシンゴ
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